2022年1月16日 朝礼拝『神の福音を宣べ伝える』大賀幸一牧師

エレミヤ書1:4-10 マルコによる福音書1:14-20

  イエス様の目に、ガリラヤの漁師たちが留まりました。イエス様から彼らに呼びかけられました。私に付いて来なさい。人間の漁師、人間を取る漁師にしよう、と話されました。ガリラヤの漁師たちは、すぐさま何の躊躇もなくイエス様に従って行きました。イエス様に付いて行くことを、自分たち自身が良いことと判断し、決めたのです。イエス様は、その全てを受け留めるだけの抱擁力を持って、迎え入れてくださいます。イエス様が招くということはそういうことです。私たちのすべてを、神様そしてイエス様は受け留めてくださるのです。だからこそ私たちはすべてを神様に委ねるのです。ガリラヤの漁師たち、シモンとアンデレは網を捨てて、ヤコブとヨハネは、父ゼベダイと雇い人たちを捨ててイエス様に付いて行きます。日本語訳では、舟に残して、とされていますが、どちらも、網もそして父たちをも捨ててて、全く同じ言葉が使われています。イエス様を信じるということは、捨てることではなく、すべてを委ねることです。イエス様がこの世界に向けて語られた初めの御言葉は、時は満ちた。神の国は近づいた。あなたがたは、悔い改めて福音を信じなさい、です。神の国と呼ばれる神様と人間とが一緒に生きる時代、神様と共にある世界がやって来たと伝えてくださいました。人間たちが自ら近づくべきところ、神様の方から近づいてくださっています。イエス様は、その時に私たちがなすべきことは何かを教えてくださっています。悔い改めて福音を信じることです。悔い改めるは、反省をしろと言っているのではありません。私たちの心を向けるべきところを改めるのです。そして福音を信じる。あるいは、福音によって信じるとすることもできます。福音、それはまさにイエス様そのもの。イエス様の生涯、イエス様の教え、御言葉そのものです。イエス様の御言葉を、悔い改めて福音を信じなさい、この御言葉に今一度目を耳を向けてみましょう。神様が私たちのすぐそばに来ておられることが分かります。