サムエル記上1：20-28 ルカによる福音書2：21-40
2023年は、元旦が主日、礼拝となりました。きっと今年は、最初から神様によって祝福され、聖別された良き年となるでしょう。何故ならこの1年の頭が神様によって祝福されているのですから、この1年のすべてが神様によって祝福されるでしょう。イエス様も、ヨセフとマリアの最初のこどもでしたので、神の律法に従って、エルサレムの神殿で聖別を受けました。最初のこどもは、神様のこどもなのです。最初のこどもだけが神様に祝福されるのではなく、その夫婦の最初のこどもが神様に祝福され、全てのこどもたちが祝福されるためです。エルサレム神殿で、イエス様を待っていたのが、シメオンとアンナです。どちらも高齢となっていました。しかし、彼らには大いなる希望がありました。シメオンは、あなたは、主なる神様が遣わしてくださるメシア、キリストに会う、という預言が与えられていたのです。神の民として選ばれたイスラエルは、自分たち自身が神様を信じられず、迷い苦しんで来ました。しかしシメオンもアンナも必ず神様は神の民たちの祈りと願いに答えてくださることを信じ続けて歩んで来ました。遂に、シメオンはその時を迎えたのです。自分の目で神様の遣わすイエス様を見た時、自分の使命が果たされたことを感じたでしょう。シメオンはとても大きな満足を感じたでしょう。そしてそれはシメオンの使命が終わったことでもあります。安らかに去らせてくださいます、との言葉通りです。シメオンには、満たされた思いでいっぱいですから、寂しさもむなしさもありません。シメオンは言いました。イエス様は、異邦人を照らす光、イスラエルの誉れ、栄光を照らす光です、と。イエス様はすべての人を照らし、輝かせてくださいます。多くの人々を立ち上がらせてくださり、倒すこともあります。すべての人の思いが、神様の前に明らかにされるためです。神様の前にすべてが明らかにされることが、私たちの救いとなるでしょう。神様は私たちの祈りを聴いておられ、私たちに答えてくださる神様です。