2023年1月29日 朝礼拝『それはいつ起こるのですか』大賀幸一牧師

ハガイ書2:1-9 ルカによる福音書21:1-9

  ところが今日イエス様は、この美しい神殿が破壊されるとおっしゃったのです。戦争が起こって神殿が再び破壊されるからでしょうか。それは、エルサレムの神殿はもう必要ないからです。神の子、イエス・キリストが来られたのですから、神殿が果たして来た役割は終わったのです。神殿は、神様によって許可されて建てられました。神殿を建てることで人々が望んだことは何でしょうか。目には見えない神様の代わりに、神様の存在を、神様が共にいることを示してくださるためです。神殿は、私たち人間が神様の存在を信じるために、神様を礼拝し、神様を知るために設けられました。しかし神の子であるイエス・キリストが来られたのですから、もう私たちには神殿は必要ないのです。真の神殿であるイエス様がおられるからです。本物がおられるのですから、本物の代わりである幕屋や神殿を私たちは建てる必要はありません。神殿は破壊されることをイエス様から知らされた弟子たちは慌てふためいて、それはいつ起こるのですかと尋ねました。イエス様はそれには全く応えられません。意味が無いからです。イエス様は、あなたがたは戦争や暴動のうわさを聞くでしょう。しかし畏れてはならない。それらは起こるかもしれませんが、それらは終わり、世界の終わりではないのです。それよりももっと大切なことをイエス様は教えています。神殿はなくなり、真の神殿イエス様がおられます。本物が、真実が、真理があるのですのですから、もう模造品も偽物も必要ありません。本物を愛するだけです。しかし、人々をだまそうとするもの、惑わそうとする者はこれからも幾度となく現れます。私たちがいかに本物を、真実を愛するものであるかがテストされるためです。私たちはもはやそのような偽物に騙されることはありません。ただ真実なる神様の愛、イエス様と共に歩んで行きます。