12月26日 朝礼拝『星を見て、拝みに来ました』大賀牧師

イザヤ書49:7-13 マタイによる福音書2:1-12

 

  東方の博士たちの訪問を知って、不安を抱く人々もあります。ヘロデ王とエルサレムの人々です。このことも私たち人間には真実なのです。私たち人間にとって、神様が私たちに近づかれるというのは、不安であり、恐怖なのです。神様が人間として生まれて、私たちの世界の真ん中に生きてくださるというのは、とても不思議な事で、驚くべき事柄です。信じられない、受け入れられないという人間があったとしても不思議ではありません。しかし、私たちはイエス様の誕生がどれほど私たち人間にとって恵みであるかを知っています。神様は私たちのすべてを知るために生まれてくださいました。神様は私たちのすべてを認めてくださるために生まれてくださいました。神様は私たちをすべて赦すために生まれてくださいました。イエス様の誕生は、私たちにとって大いなる恵みなのです。私たちは、この不安を越えて、イエス様の誕生へと導かれるべきなのです。イエス様の誕生を祝うべきなのです。あくまで自分の権力にすがりつく人間はイエス様を殺そうとしますが、神様に導かれる人々は、イエス様へと辿り着きます。東方から来た博士たちは、その星を見て、喜びに溢れたとあります。神様が遣わされた、彼らを導く星は絶えず東方から来た博士たちのために輝いています。私たちは今年もクリスマスを迎えましたが、クリスマスはすでにもう2000年以上前に実現しています。イエス様が誕生してくださった世界に私たちは今生きているのです。すでに救いの灯は点っています。命の炎は今も燃え上がっているのです。しかし、人間世界は、色々な出来事、災害などが起こると、その心には再び不安が起こって来るのです。それゆえに私たちは毎年クリスマスを迎えなければなりません。これからも希望の光は灯されていて、失われることはありません。皆様と新しい年を迎えましょう。