2023年10月29日 朝礼拝『光あれ』大賀幸一牧師

創世記 1章1-5、24-31節 コロサイの信徒への手紙 1章15-20節

  世界の初めは巨大な爆発であるとされますが、ではその爆発はどうして起こったのかは未解明です。聖書は、それは神様の御心によると示しています。神様がこの世界が始ることを望んだのです。その神様の御言葉が、光あれ、光が生まれることが神様の御心です。光は、命の源です。光が無ければ命は生まれないからです。つまり神様は、あらゆる命を生み出すために、光が生まれることを望んだのです。そして光が生まれる前の混沌、カオスの段階から神様はこの世界に働きかけていたことが聖書には記されています。神の霊が水の面を動いていた、と。それは世界が始る前から、神の霊はこの世界と共にあったことを示しています。人間が創造された時のお話に、神様は我々にかたどり、我々に似せて人を造ろう、とおしゃっています。神様は霊的な存在、愛溢れる存在です。ですから人間も本来、神様の霊によってかたどられた命のです。神様の愛にかたどられた命であるはずです。しかし、人間たちは神様の愛を信じられませんでした。今日は、合わせてコロサイの信徒への手紙を読んでいただきました。”キリスト賛歌“と呼ばれる当時の教会の人々がキリストを讃える歌を作りました。16節に、つまり万物は御子によって、御子のために造られました、とあります。万物、私たちの世界、すべての命は、御子によって造られたのです。世界の出発点が、キリストだということです。そして御子のために造られた、つまりゴールは御子、キリストだと言っているのです。私たちの世界は、キリストから始まり、キリストに到達するのです。途中色々なことが起こりますが、最終的に私たちの世界は、キリストに辿り着くのです。御自分のすべてを犠牲にして和解と平和を与えてくださったイエス・キリストへと、その愛に、その恵みに世界は辿り着くのです。