2024年1月7日 朝礼拝『見よ、神の小羊』大賀幸一牧師

イザヤ書 42章1-9節 ヨハネによる福音書 1章29-34節

  洗礼者ヨハネは、イエス様についてこう言っています。”私はこの方を知らなかった“、と。しかも2回も繰り返していますから、本当にイエス様を知らなかったのです。そこには何か深い意味があるのではないか、と思わされます。たとえば、イエス様の出現は秘密でした。何故なら、偽物が登場して人々を迷わせることを警戒してです。またヨハネは、イエス様がどのようなことをなされるのかを何も知らなかったのです。ヨハネは、イエス様は、世の罪を取り除く神の小羊、と呼んでいます。罪を贖う、罪を赦す、とイエス様のなさったことは表現されますが、罪を取り除くという表現は珍しいものです。ヨハネが実際にはイエス様がどんなことをなそうとしているのかを知らなかったことを示しているのではないでしょうか。ヨハネは、イエス様を後から来られるのだけど、イエス様は私たちの先におられる方と言われています。私たちの先、つまりどの人間よりも先にあり、神様と共にあるのが神の子キリストなのです。すべての人間の先にあって、人間たちを導き、光となって輝き、私たちを真実なる道へと導き、共に歩ませてくださるのです。洗礼者ヨハネに与えられた使命によって証言され、迎えられた方は、何も知らない私たちに、何も分からない私たちを、命へと、光へと、救いへと導くためにやって来られる方なのです。今年2024年は驚くべき大地震と大事故で始まりました。誰もが私たちの新しい年はどのような年になるのかと不安を持ちつつ歩む年となるでしょう。何も知らない私たちを導くことのできる方は、神様以外にありません。神様が私たちを、私たちの世界を導いてくださるでしょう。そのために神様は、神の子キリストを迎えるようにとヨハネに使命を与えたのです。新しいこの1年を、イエス様の示される愛と御言葉に照らされ、導かれて、御一緒に歩いて行きましょう。